(ファンダイビング)


第13章 ダイビングの話(ファンダイビング)

 

ようし、バリで潜るぞと意気込んでデンパサール空港に降り立った。ムティアラには、葉書で予約を入れていた。いつもは、TELで予約していたのだが、結構高いので今回に限り葉書にした。タクシーで入り口付いた時に、信じられない光景が月明かりに照らされて浮かんでいた。壊されて土台だけが、残る空き地になっていたからだ。

この衝撃は、なんともうまく表現できないので、ここら辺で終わりにして、バリのダイビングの体験を書く事にする。

経験本数30本のダイバーのレベルはどの位かと言うと、超初心者でガイドは爆弾を連れて潜っているようなもので、絶えず注意を払わなければならない対象になる事だ。(この当時は、30本の危なさを自分自身では、解かっていないかった。)多分、その時に付いてくれたガイド(インストラクター)のウガワ氏のおかげでバリを楽しむ事が出来たような気がする。バリの海も結構気に入って4回で80本(のめったついでに、バリでダイブマスターまで取得した。今は、500本を超えているが、400本の時点でカウントするのを止めた。)このときは、サリジャヤコテッジに宿泊した。サリーとマディーはいなくなっていたが、やり手のミキーがマネージャーとして頑張っていた。ミキーの笑顔は、相変わらず男心をそそる輝きがあった。さすがに、出産した時に、ミキーにも哺乳瓶を送ったので、二人の間に愛が生まれる事はなかった。

 

 サヌールに店がある。オーナーがバリのダイビングポイントを開発した殿塚氏のため日本人スタッフは必ずいる。

 

 

私のお気に入りのポイントは、メンジャンガンの浅場だ。外人は沈船とドロップオフが好みだそうだが、カラフルな浅場にバリの神髄があるような気がする。

浅場に珊瑚の群生。一般的に透明度はあまりよくないが(約15M位)だが、浅場では全然違う。強い日差しがプランクトンをものともせず遠くまで見せてくれる。強い光が珊瑚の色を一段と浮き上がらせて、まるで竜宮城を連想させる美しさが展開される。

数年に1度、2〜3週間何処のポイントでも50M以上見えることがあると、ウガワ氏に聞いた事があった。ウガワ氏はその時バリに来た為に、バリに嵌まったと言っていたが、その時以来無いとも言っていた。ちょうどダイブマスターの訓練をしている時にその50Mが現れた。何処に行っても50M以上で、こんな時ファンダイヴィングに来ていたらバリに嵌まるのだろうなと思った。

ダイビングに関しては、非常に簡単に終わってしまうが、女性の話も無い事はないが、目的を持ってきているとあまり浮いた状況も無いので、この辺で終わる事にする。

 

  ファンダイビングの話 終わり


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