開発経緯 |
最近のパソコンの処理スピードの向上には、目を見張るものがあります。 結構昔は、汎用機でしか大量データを
処理する事ができませんでした。それも数100万件程度のデータで、アップアップしていたのが実状です。
こんな事を書くと、お前何時からやっているんだという御指摘もあるかと思います。 が、あえて書かせていただ
くと、時代は変わってきています。 TCOという言葉が出てきて、いかにトータルコストを下げるか、生き残り
をかけたインフラ整備を当面の目標に掲げ、システム予算低減は、今や時代の波といえます。
このような状況の中で、パソコンでどこまで出来るか? という発想が生まれました。
以前は、サーバーの性能が上がってきた為に、汎用機をサーバーで置き換えるダウンサイジング(もう廃れている)
とかリホスト(今の流行)が行われるようになってきました。 しかし、リホストといえども、汎用機を複数のサー
バーで業務処理を行う為、根本的なインフラの整備になっているかは、疑問が生じるところです。
ずいぶん生意気な事を書きましたが、この時代の流れで生きてきた技術者として一言言わせていただくなら・・
・安くしたいならパソコンを使えば!! もう1千万件位なら、処理できるよ!!
・オンラインシステムが絶対業務要件になっているシステムって数少ないし、他システムとリアルに連動して
いてシステム構築されている奴は、見たことないねー 皆夜間バッチでつなげてる!!
・日中オンライン夜間バッチが常識になっているけど、同じDBを使うから問題が出るんで、分ければ日中
バッチでも問題ないよ!! 何か、昔の成功例を常識的に扱って、頭古いんじゃないの?!
なんて言い出したら、ちょっと困る人も出てきますが、とりあえずパソコンで、安い製品を使ってシステム構築
をやってみる事にしました。 とりあえず、安い製品を使いますが、社内LANを使い中規模のシステムに移行可
能な設計で、かつリアルに(ちょっと苦しいから、ディレイドかな)大規模システムに結びつくような、企業システム
の中核である経理システム構築に着手しました。 現時点では、社内LANを使うことにより、ある意味での月締め
を実現しています。 パソコン1台でも処理可能ですが、そこら辺で売っているパッケージソフトとは一味違い
他システムとのデータ連携を強く意識した設計になっています。
導入する会社の御予算で、レイド1のディスクを使ったり、バックアップ電源を装備すれば安定性は、向上しま
す。 もう、昔のパソコンではなく、サーバーと同じ感覚でかつ簡単に安くシステムを運用する時代が来ていると
思います。
これから、システム化を目指すお客様には、絶対お勧めのシステムになると確信しております。
合資会社 メイドインジャパン
無限責任社員 清野昌一