(KYONちゃん呟き) H22・01・10更新

八重山に吹く風(パート2)


 現在、普天間・辺野古問題が世間をにぎわしているが、沖縄県民のことだけ考えれば、米軍基地が無いほうがいいに決まっているが、仮に北朝鮮・中国の軍隊が沖縄の某島を占拠したら、世論がどうなるのか・・・・・・・

 まあ、防衛問題の意識が国民に浸透していないので(僕もよくわからない)、騒音・危険は無いほうがいいが、ダイバーの私にしてみれば、辺野古沖が埋め立てられるのは寂しい話だが、沖縄の公共事業の方が自然を破壊しているような気がするのは、私だけだろうか?!

 まあ防衛問題は私には難しいので、いつもの沖縄話に話を戻そうと思う。

 戦前戦後・沖縄返還後で激動の時代を過ごした沖縄県民一部の人の話をまた書こうと思う。

 戦前の話で、よく出てくるのが標準語化政策の話だ。  島言葉は、細かく言えばかなりの種類があり、同じ島でも部落が違うと言葉もというような状況があった。 学校で標準語を教えても、家に帰れば、親が島言葉使っているので、標準語なんてなかなか身に着くものではなかった。 波照間島に赴任した尋常小学校のA先生は、生徒が島言葉を使ったら、生徒を即殴る!! 場合により、学校の押し入れ(かぎ付き)に閉じ込めてお仕置き!! 長時間入れられた為、生徒は、押し入れの中で漏らした!! と波照間島のお爺が言っていた。 A先生の標準語化教育が進まないことに対するいら立ちもわかるが、昔先生さまといわれた時のことを象徴するような事件だったと思う。

泡盛は、前回1合単位の量り売りと書いたが、波照間島のそこそこの家で、泡盛を作っていて、自家消費・販売目的で大体の家には、蒸留用の釜があったそうだ。 ところが、戦後本土復帰後、酒税法の施行により、税務署職員が島に来て、蒸留釜を強制没収した。 沖縄の泡盛文化を一変させた事件としては、忘れてはならない現実だ。

昔、大津波が八重山を襲った!! 県道の?号線までのまれたそうだ。 被害がどのくらいかは不明だが、現在の石垣の漁師は、沖縄本島糸満の島言葉を使っているということを勘案すると、その当時の石垣の漁師は全滅。 沖縄本島から漁師が移住してきたとも推定される。 石垣港あたり一帯は、埋立地ということを知っている旅行者は少ない。 もし、大地震がおきたら、なんてタラレバ話したら、ちょっと怖い話だが、石垣新空港の工事は進んでいる。 新空港周辺は、埋立地ではないのだが、白保あたりの住人との調整が表面化すると思われるが、水面下での調整になると思われる。

多分、戦前の話と思われるが、西表に石垣島から県指導で移住された住民がかなりいる。 今でこそ、ダイビング・トレキング・民宿とか観光で生計をたてている人が多いが、昔は農業・漁業しかなかった。 道路標識には、イリオモテヤマネコ注意の標識もあったりして野趣あふれる島だ。 海沿いに村が点在していて、道路は自然保護の観点から、島を一周していない。 島歌で「デンサー節」があるが、西表上原のカンピラ荘横にデンサーの碑がある。 でも、三線の音色はあまり聞こえてこない。 のんびり過ごすのもいい島だ。 水は、八重山の中で一番うまいという話もあるが、古い水道管を通すとそれなりになってしまうのが残念なところだ。

沖縄返還前はドルで返還後は円だ。 昔、1ドルあれば結構遊べたが、今1万円あってもそんなに遊べないとお爺が言っていたが、観光客相手の店が急増したためで、平均所得200万円以下の住民にしてみれば、馬鹿な店が増えた?! 難しいところだ!!

沖縄本島で、小浜島生まれの人を何人かみたが、小浜島にゴルフ場を持つリゾート施設ができたことによる、移住者かと推定される。 巨大リゾートが良いか悪いかは別にして、仕事が増えるということは、重要なことだ。 こんなところでゴルフする感覚も微妙だが、観光に力を入れざるおえない現状としては、致し方ないのか?!

以前、八重山(波照間除く)を橋でつなぐという運動があったそうだ。 当然、その運動は頓挫したのだが、自民党的発想で聞く分には構わないが、八重山を自転車で回るという人には、夢があるはなしだが、その前に、生活汚水から海を守ることの方が重要じゃないの?! なーんて!!

まあ、島田伸介も八重山好きらしい。 色々島を回ってみれば、好きになるとこあるかも知れない?!

あなたのチャレンジが人生を変えるかも?!

このへんで、終わりにしておきます。

ちゃんちゃん

 


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